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ラ・シルフィード・・・人間に恋した妖精の物語1


昔、スコットランドにジェームスと言う若者がいました。 ジェームスは今日、幼なじみのエフィと結婚式をあげます。

結婚式を前に、ジェームスは暖炉のそばのソファーに腰掛けてうとうとしていました。 

すると窓からシルフィードがやってきました。 シルフィードは、花の冠をつけ、透きとおた羽を持つ愛らしく美しい空気の精です。

シルフィードはジェームスをじっと見つめたり、ジェームスのまわりを軽やかに飛び回ったりしています。

ジェームスが立ち上がりつかまえようとすると、シルフィードは暖炉の中にすーっと消えてしまいました。

『あのきれいなひとはどこへ行ったんだろう…』
『僕は夢をみていたのかなぁ…』

ジェームスはさっき見たシルフィードのことを考えていました。



婚約者のエフィが結婚式のためにやってきます。

「ジェームス! お友達もお祝いにきてくれたのよ。」

エフィはそういうと、家の中へ友達を招き入れます。 友達の中には、エフィのことがずっと好きだったグルンもいました。

友達は二人を祝福して踊りを披露します。 
エフィとジェームスも一緒に踊ります。 

エフィはとても幸せそうですが、ジェームスはさっき見たシルフィードのことが忘れられません。 

シルフィードがもう一度現われないかとシルフィードが消えた暖炉を見ると、どこから入ってきたのか魔法使いの老婆マッジがいました。

「お前は誰だ! 出て行け!!」

ジェームスはマッジを追い出そうとしますが、マッジが娘達に

「お嬢さんたち、私が結婚の運勢を占なってあげますよ。」

と言ったので、娘達がマッジの周りに集まってきました。

「私はいつ誰と結婚できるのかしら?」

娘達はそういうと、マッジに占ってもらおうと手を差し出します。 
エフィも、みんなにつられて手を差し出しました。 

「おまえが結婚の約束をしている男とは結婚できない。 おまえが結婚するのはこの男だ。」

そう言ってマッジが指差したのはグルンでした。 
ずっとエフィを好きだったグルンは大喜びです。

それを聞いたジェームスはひどく怒って、

「でたらめを言うな!」とマッジを家から叩き出しました。



すると、またあのシルフィードがどこからともなく現われました。 
花嫁のショールを見つけると、シルフィードはショールを自分の肩にかけ、

「私があなたの花嫁になるわ」とジェームスにささやきます。

ジェームスにはシルフィードの姿は見えるのですが、他の人には見えないようです。



二人の結婚式がはじまりました。
 
シルフィードはジェームスに愛を告白して、結婚しないで…と告げます。  
美しいシルフィードに心をうばわれていくジェームス、でも、ジェームスが結婚するのはエフィです。

哀しそうにジェームスを見つめるシルフィード。

ジェームスが結婚指輪を取り出すと、ジェームスを結婚させたくないシルフィードは指輪を奪い、飛び去ってしまいました。

指輪を取り戻すためにシルフィードを追いかけていくジェームス、でも、エフィにはシルフィードは見えません。

指輪もはめてくれず突然家を飛び出していったジェームスを見てエフィは途方にくれ、ただ泣くばかりです。

「僕がジェームスのかわりにエフィを幸せにするよ。」

そう言って、グルンは悲しみにくれるエフィを優しくなぐさめました。



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