眠れる森の美女
「眠れる森の美女」(ねむれるもりのびじょ)は、ヨーロッパの古い民話・童話。
ペロー童話集やグリム童話集でも取り上げられている。「眠りの森の美女」、「茨姫」(いばらひめ)の邦題もある。
○眠れる森の美女あらすじ
あるところに子どもを欲しがっている国王夫妻がいた。ようやく女の子を授かり、祝いの席に一人を除き国中の十二人の魔法使いが呼ばれた。魔法使いは一人ずつ贈り物をする。宴の途中に、一人だけ呼ばれなかった十三人目の魔法使いが現れ、王女は錘が刺さって死ぬという呪いをかける。まだ魔法をかけていなかった十二人目の魔法使いは、先の魔法を修正し「王女は百年の間眠るだけ」という呪いに変える。
王女を心配した王は、国中の紡ぎ車を燃やさせてしまう。王女は順調に育っていくが、十五歳の時に一人で城の中を歩いていて、城の塔の一番上で老婆が紡いでいた錘で手を刺し、眠りに落ちる。
百年後。近くの国の王子が噂を聞きつけ、城を訪れる。王女は目を覚まし、2人はその日のうちに結婚した。
ペロー版の場合、相違点がある。
・呼ばれたのはフェアリー(妖精)で、呼ばれたのは七人。呼ばれなかったフェアリーを含めると八人。
・王女はつむ針で手を刺して百年の眠りにつく。
などだが、一番大きいのは「続き」があることだろう。
王子は、母が人食い鬼の血を引いていることを考えて、王女と出会ったことを秘密にしていた。そのうちに「あかつき姫」と「日の王子」という子供まで生まれた。王位を継いだ王子は結婚を発表し、王女とあかつき姫と日の王子は城に住む。
戦争が始まり、王は出かけることになった。その間に王の母はコック長にあかつき姫や日の王子、王妃を食べたいとねだる。コック長は三人を殺さず、子羊や子ヤギ、鹿を差し出す。しかし、三人を見つけた王の母は、桶にマムシやガマや毒蛇を入れて三人を放り込むように家来に命令する。すると、王が帰ってくる。王の母は悔しさのあまり自分から桶に入って毒蛇にかみ殺された。王は、コック長にたくさんのほうびを出す。
○バレエ
バレエ作品としてのは、1890年にサンクトペテルブルグで初演された。3時間もの大作で、現在も多くのバレエ団が上演している。
当時、劇場の総裁だったセルジオ・フセヴォロシスキーが豪華絢爛なバレエ作品を作りたい、と考えたことから制作が始まった。振り付けはマリウス・プティパ、音楽はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。
チャイコフスキーは「白鳥の湖」での失敗があり、もうバレエ曲は作らないと決めていたが、「眠れる森の美女」の台本に感動して仕事を引き受けた。チャイコフスキーの三大バレエの一つといわれる。
(以上 資料:wikipedia)
バレエは、プロローグと三幕からなる。
プロローグ:オーロラ姫が誕生、誕生祝に呼ばれなかった魔女が姫にのろいをかける。
一幕:オーロラ姫の16歳の誕生日祝い。 各国の王子と一緒に踊る『ローズアダージオ』は見せ場。 オーロラ姫が魔女ののろいで眠りにつくまで。
ニ幕:時は100年後。 リラの精がデジレ王子にオーロラ姫の幻影をみせ、オーロラ姫が眠るお城まで王子をいざなう。
三幕:オーロラ姫とデジレ王子の結婚式。
オーロラ姫が眠りにつく前と目覚める時には100年の時の流れがある。 この時代の違いは、衣装や舞台装置からみられ、踊りと音楽だけでなく総合芸術といわれるグランドバレエを見る楽しみのひとつとなっている。
3幕では、童話の主人公たちが登場して、華麗な踊りを見せてくるのもこのバレエのみどころのひとつ。