パ・ド・カトル

バレエ 『パ・ド・カトル』

『パ・ド・カトル』は当初、マリー・タリオーニ、ファニー・エルスラー、カルロッタ・グリジ、ファニー・チェリートという、19世紀半ばの四大バレリーナを一つの作品で踊らせる予定だったというが、ファニー・エルスラーは出演することはなかった。 ファニー・エルスラーの変わりに舞台に立ったのは、ルシル・グラーン。

『パ・ド・カトル』は1845年初演、振付ジュール・ペロー、音楽チェーザレ・プーニ。 花の髪飾り、ピンクのクラシックチュチュを着た四人のバレリーナがポーズを取った写真は、パ・ド・カトルの名場面ともいえるでしょう。 『パ・ド・カトル』はこのポーズで始まり、四人の踊り、それぞれのバリエーション、四人の踊り、そしてこのポーズで終わる。

現在とはちょっと違うポーズで踊る(重心がすごく前にあるアラベスクなど)ところは19世紀のバレエを感じさせるし、どもまでも優雅なロマンチックバレエを踊り、愛らしい妖精のようにも見えるバレリーナたちのライバル意識をあらわにした仰々しいおじぎは、バレエという夢の世界の中に現実を垣間見せ、ふと笑ってしまう。



≪バレエDVDライブラリーHOME▲このページのTOP